ハイデルベルクの朝です。
今日はドイツ語コースの初日。
初日は8:30に来てと言われていたので、ショコブロートヒェンを齧りながらだいたいその時間に行くと、昨日車で知り合った中国人の女の子がいて挨拶をする。
「レベルはどこ?」
「これから確認するところ」
と答えて、受付に声をかける。クラスのレベル確認と書面にサインするやりとりで待たされて、時間はすでに授業の始まる9時ころを回っていた。
同じ建物内だが、僕のクラスの教室とオフィスは別棟になっていた。同年代くらいのリアルな熊のプリントTシャツを着たお姉さんに連れられ教室に着いたのは9時10分過ぎくらい?
やっと授業受けられると思いながら座ろうとして隣の女の子を見ると、テキストを開いている。
そうだ、テキスト借りてこよう。
まだ持ってないよ!慌てて教室を出て、オフィスに戻ろうとする熊柄のお姉さんを捕まえてそう伝えると、英語でなんやかやバーっと言われる。とりあえず待っててと言ってるのはわかったので、対応してくれるのかと一瞬胸を撫で下ろし、大人しくお姉さんを見送りかけたけど、いやお姉さん僕の使う教科書のレベル知らないよね!?って気付いたので結局オフィスまで教科書をレンタルしに行って、再度教室に戻ったのが9:30くらい。戻ったオフィスでは、受付の人に何歳か聞かれて「12歳。。」と泣き声で答える女の子が、大丈夫だよと宥められているところも目撃。
毎週月曜日が新入生の受け入れ日なんだけど、いつもこんなにここは荒れているのか。
12:15、初日の授業終了。
休憩時間にコーヒーマシンで買った大して美味しくないカフェマキアートを飲みながら、分からなくても吸収しようと授業を受けていた。
途中で先生から、クラスの生徒の名前とサインの書いてある紙に、僕にも書くように渡される。見るとみんなサインがカッコいい。
そうか、サインって筆記体で書けばいいというよりは、その人本人のオリジナリティの高いデザインのサインをみんな作るものなんだな、と気付いて授業中に考えていた。
「恵」を「g」として書いてみたのですが、漢字を取り入れたデザインお洒落じゃないですか??
いや、授業はわかるところはちゃんと聞いてましたから!
そして隣の女の子の髪型が、襟足部分を刈り上げていたのでかっこよくて思わず描いてしまった。
初回の授業はまあ全部は分からなくてもまあこんなものでしょう、という感じでやっていきます。結局は自分で勉強するのが大事なんだ。
と思って桃ジュースをお供にカフェで今日の復習。
後でスーパーに出かけた帰り、夕方にもピスタチオのアイスを食べる。
だってカオスな初日を乗り切ったんだから、お疲れ様ということで。
毎日食べたら太るだろうな…と思うので、月曜日と木曜日をアイスを食べていい日にしようと決めておく。
そうしたら日曜がおわっても月曜はアイスが食べれるし、2日乗り切ればアイスが食べられるし、金曜が終われば土日でお休みだし、頑張れる!
*
さて、スーパーに行ってみた。
だいたいいつも自炊ペキスタリアン(魚介は食べるベジタリアン)をやってるので、スーパーでは肉の代わりにおかずになりそうなものを探したら、魚の缶詰めくらいしか見つからなかったので買ってみる。ちなみに日本では納豆や豆腐、魚介製品をよく食べている。
だがこちらは肉食文化の強い反面、ベジタリアンやヴィーガンメニューも多い。なんていうかスーパーの品揃えとしては、ハムとか野菜とか果物とかチーズ、バターなど素材がまるごと置いてあるだけで日本によくある惣菜のような調理済みのものはないのである。
スーパーから帰宅し、寮の共同キッチンで、オーストラリアから来た女の子が料理を盛り付けている傍で、僕は魚の缶詰めをおかずにご飯を一口食べてみた。
缶詰めは酢漬けの魚で、魚の味よりもただただ酸味と唐辛子のピリ辛さが広がる。。。(賢者タイム)
そうだ、僕には醤油があるじゃないか。
こうして僕は思いがけずしてSushiを食べることができたのであった。
いやあ、出国当日にR1(小さくて丁度いいサイズだったので)を3本一気飲みして冷蔵庫の中身救済事業に当たった甲斐がありましね!
さて宿題の残りを片付けて、明日も張り切ってがんばろう:)